休校がもたらす影響 学力低下や受験不安 学力に大きな格差か

休校がもたらす影響 学力低下や受験不安 学力に大きな格差か

 新型コロナウイルスの感染拡大防止へ広島県内の大半の市町教委が休校延長を決めた28日、各地の保護者や子ども、学校関係者に波紋が広がった。「受験への影響が心配」「オンライン授業をしてほしい」。無料通信アプリLINE(ライン)や取材を通じて編集局に届いた声は、学習のさらなる遅れや再開後の学校生活へのしわ寄せなどの懸念が目立った。

 「休校続きで子どもは昼夜逆転している。コロナの影響だからといって受験が甘くなるわけではなく、何とか再開してほしかった」。中学3年の受験生がいる広島市西区のパート女性(49)はラインの文面に落胆の思いをつづった。

 中学3年生からも相次いで寄せられた。「受験までに学習内容が終わるのか。具体的なアドバイスがほしい」と安芸郡の女子生徒。安佐北区の女子生徒は「受験がとても不安。せめてオンラインで授業をしてほしい」と訴えた。

 臨時休校が続く中、国泰寺高(中区)や一部の私立中高などオンライン授業を進めている学校もある。連休明けから情報通信技術(ICT)を使った学習に乗り出す熊野高(熊野町)の広田龍治教頭(55)は、取材に「ピンチをチャンスに変えるしかない」と力を込めた。

 一方、公立の小中学校ではオンライン授業に対応できない学校は多く、休校の長期化は教育格差につながりかねない。「オンライン授業の準備が進んでいないのは行政の怠慢だ」と福山市の40代会社員男性。中学生2人を育てる呉市の飲食店経営の伊勢脇弘志さん(42)も「夏休みを返上したとしてもカバーできるのか」と不安視する。

 日々の暮らしや学校行事へのさらなる影響を懸念する声もあった。中2と小1の子どもを持つ福山市の飲食業原薗知世子さん(39)は「コロナの影響で収入が減る中、学校給食がないのが痛い。さらに食費の負担がかかる」と頭を抱える。

 全校生徒が地域の伝統芸能の太鼓を習っている尾道市の吉和中。瀬戸智校長は「さらなる休校延長もあり得る。演奏を披露する場を確保できるか」と懸念する。西区の40代会社員女性は「高2の息子が体育祭や文化祭もどうせ中止になると虚無感に襲われている」と明かした。

 新たな学校生活を思うようにスタートできなかった新入生は、自宅で過ごす日々がさらに延びる。三次市の主婦福永由美さん(47)は「友達づくりや勉強を頑張ろうと張り切っていたのに。再開後、クラスになじめるか不安」と、小学校に入学したばかりの長男(6)を気に掛ける。

 廿日市市の高1男子生徒は、ラインにこう書き込んだ。「先生のこともよく知らないし、親しい友達もいない。高校生になった実感が湧かない」(出典:中国新聞デジタル

こういうときに自宅学習の重要性がみえてきます。やらない家庭は全くやらないでしょうし、やる人はもともとやる習慣があるのでなんら変わりなく。私もそうなのですが、勉強をせず後悔した大人がたくさんいると思いますので、こういうときこそ学校任せの他人任せだといけないことを今一度皆が理解する良い機会になると思います。